「メンヘラカップルが抱き合って周りに文字がたくさんある画像」をご存知だろうか? 主に Twitter 上で転載され続け、文字を改変したコラ画像もたくさんある。この画像のイラストはなんなのだろうか。調べてみよう。
まず適当に画像検索すると、同じような画像でも何種類かバリエーションがあることが分かる。
バリエーションの中でどれかが「より元ネタに近いイラスト」だと思うのだが、正直どれも編集でなんとでもなるレベルのものなので、どれか分からない。ただ、圧倒的に流通している量が多いのは「白い背景、イラストの塗りがグラデーション」なのでこれが「正」である可能性が高い。
引き続き検索を続ける。今でこそミーム画像 (?) として投稿され続けているが、いつからある画像なのだろうか。調べてみると、2018 年 7 月頃からぽろぽろと転載されているようで、同年 8 月のツイートが、いわゆる「バズ」を獲得した現存している古いツイートのようだ。
抱き合っているところだけを抽出して画像検索をしてみる。するとウェブ小説投稿サイト Wattpad で公開されている作品の表紙が引っかかる。
この小説は 2013 年 6 月に公開されているようで、後から表紙を追加した、というような場合ではない限り、2013 年からこのイラストは存在していることになる。
調べている最中で、べた塗りが少しかすれたようなイラストもヒットしたが、切り抜かれているため、編集が加えられた画像だと考えられる。
先述の「べた塗りが少しかすれたようなイラスト」を観察していると、あることに気がつく。中央右側に、不自然にノイズが消えている場所がある。
最も流通している画像の、同じ場所を調べてみる。すると、なにやらノイズにしては違和感のあるピクセルがあるように見える。ここに、何かしらの文字、例えば「作者のクレジット表記の透かし」である可能性が高い。
さらに検索を続けると、SoundCloud で公開されている楽曲のジャケット写真に使用されていることが分かった。
ジャケットサイズは 500 x 500 px。多分これが、現時点で入手できる、最も高繊細な「メンヘラカップルが抱き合っている画像」だろう。
こちらにも、同じ場所にクレジット表記のようなピクセルがあるが、高繊細になったとはいえ文字が判別できるほどの解像度はなく、読めない。
逆説的に言うと、本来は「文字が読めるほど高解像度な画像データ」が存在していた可能性が高い。
先述の小説は 2013 年公開で、SoundCloud の投稿も 2019 年。現時点で Twitter に上がっている画像とは比較にならないくらい高繊細 (といっても 500 px だが) であるため、そもそも日本の Twitter で流行る前から存在する可能性が高い。そもそも、海外のサイトに掲載されているものであるため、日本人が描いたイラストですらない可能性もある。
また、今多く流通している「狂愛」「依存」「不安」という文字のある画像は、作者以外の誰かが付け加えた可能性が高く、絵の設定ではメンヘラカップルですらないかもしれない。
さらに調べると、海外のサイトで「D.Gray-man」という漫画に関連しているかのような記述のあるサイトが出てきた。左の男性が「ラビ」、右側の女性が「リナリー・リー」というキャラクターらしい。
関連がありそうな巻を買って読んでみたが、特定のコマからの切り抜きというわけではなさそうだ。
クレジット表記に近いものがあるため、これが「D.Gray-man」のイラストなのであれば、二次創作で描かれたものであるといえる。
二次創作イラストであると仮定すると、もしかすると「メンヘラ属性」が追加されたコンテキストがあるイラストで、第三者がそれに倣ってテキストを追加した可能性も考えられる。
500 x 500 px のイラストデータがあるので、これを元に 1000 x 1000 px で「メンヘラカップルが抱き合っている画像」を作成した。
ちなみに、コラの中で使用されているフォントは「はんなり明朝」なのだが、2021 年に (はんなり明朝が) リニューアルされる前のバージョンが使用されていた。前バージョンのフォントが手に入らなかったため、完全な再現ができていない (例えば、「で」のグリフなどは大きく異なる。)。
つまり、このコラ画像は、リニューアルされる前のはんなり明朝が使われているため、2013 年から 2021 年にかけて作成されたのは間違いない。
めちゃくちゃどうでもいいのだが、文字間隔がそれぞれのテキストごとで違うので、このコラ画像を作った人は画像編集スキルが高い可能性がある。
元ネタを探してみたものの、最後までたどり着くことはできなかった。
暫定的な結論としては、この「メンヘラカップルが抱き合っている画像」は、「D.Gray-man の二次創作イラスト」である。
画像検索で簡単に見つけられない以上、簡単に見つかるはずがないのは分かっていたこと。それでも、イラストの全貌がなんとなく分かってきたので、調べる価値はあったかもしれない。
そもそも論、Autoptimize による最適化はすべきではない、というのは一旦スルーしよう。
時には、仕方なく WordPress を使っていて、仕方なく Autoptimize が入っていて、仕方なく CSS の最適化が有効化されている環境で作業しなければならないときもある。
この場合、Autoptimize の最適化が有効になっているサイトで Web ブラウザの開発者ツールを使用すると、ファイル名が autoptimize_.css
というファイルになって分かりづらい。スタイルシートの連結もオンになっていたら、行数も変わってしまう。
Autoptimize の機能を無効にせず、開発者ツールを使いたいときはどうすればいいのか。WordPress ページの URL に ?ao_noptimize=1
というパラメーターを付与すると、Autoptimize の最適化機能を無効化してページを閲覧することができるようになる。
このように、CSS のファイル名が本来のファイル名になり、ほかにも画像に対しての noscript
の挿入といった最適化も一時的にオフになる。
何らかの理由 (難読化?) として、この無効化にする機能を無効化したい、というケースもあるだろう。そういう場合は、functions.php
に以下のコードを追加する。
add_filter( 'autoptimize_filter_honor_qs_noptimize', '__return_false' );
追加すると、たとえパラメーターを追加したとしても、最適化機能がオフにならなくなる。
ともあれ、元も子もないことを言ってしまうと、Autoptimize は不要である。
2023 年を振り返ろう。
これが年を取るということか……と考えてしまうほど、あっという間だったような気がする。よく考えてみれば、仕事しかしていないような……。
これといって大きな変化はないのだけど、マイカーとしてボロい車を買った。古すぎてブログで取り上げるのもちょっと躊躇するくらいのものなんだけど、せっかくなので 1 つくらい記事を作るかな。
ちなみに、いつからかは書けないけど交際を始めた。
2023 年に公開した記事の数は 22 件。去年の 26 件からやや減少。本当はもうちょっと書きたかったんだけどなあ……。
2023 年に閲覧された記事 TOP3 は以下の通り。
なんと、「2022 年を振り返る」の記事ランキングと順番が入れ替わっただけである。Wangel は 2021 年が全盛期だったのかもしれない……。
5 位に 2023 年に書いた「TカードPrime が iPhone のウォレット (Apple Pay) に登録できないのはジャックスの「総合的判断」。制限する意味なくない?」がランクイン。同様の問題に直面している人が多いようで閲覧数が伸びた。
Wangel のデザインやコードの改修としては、サイト全体に Material You っぽい配色・角丸を実装し、2022 年のときと比べるとかなりガラッと雰囲気を変えた。
ちなみに、ブログではない個人サイトの方もデザインのリニューアル予定がある。
前半はかなり maimai にお熱だったのだが、10 月あたりからアーケード音ゲーをほぼほぼやらなくなってしまった。好きな新曲があれば軽く遊ぶくらいの頻度に。そもそもゲーム全般、ある程度のレベルから上に行けないので限界が見えると途端にモチベーションが失せてしまう。maimai は MASTER 13 が楽しく遊べる限界だ……。
そして一番インパクトが大きいのが、プリンセスコネクト!Re:Dive を全くしなくなったこと。これはなぜしなくなったのか? をちゃんとブログとしてまとめたいので、いつかやる (一体いつになるのやら)。
相変わらず Splatoon 3 は継続して遊んでいて、前よりはちょっと上手くなってる気がするけど、S+10 前後が限界かも。今更ながらヒーローモードをクリア。後半は結構作業感あったけど楽しかったね。
これからはスマホゲームじゃなくてコンシューマーゲームをたくさん遊ぶようにしたい。
初見で「お兄ちゃんはおしまい!」「輪るピングドラム」「SPY×FAMILY」「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」などを視聴。輪るピングドラムは 3 分の 1 くらい観て諦めていた (存在を忘れかけていた) 作品だったのだけど、全部見た後の満足感は高かった。
アニメ映画は「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「君たちはどう生きるか」など。どちらもめちゃくちゃ楽しめたのだけど、これ以外にも僕は「アリスとテレスのまぼろし工場」を推したい。今 Netflix で配信してるらしいんで、未視聴の人は是非観てほしい作品だ。マジで良い。アニメ映画史に残るであろう最長のキスシーン。
実写映画だと「ジョゼと虎と魚たち」や「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」や「エスター ファースト・キル」を観た。インディ・ジョーンズは中洲大洋映画劇場という映画館で観たのだが、かなりクラシックな劇場で雰囲気が良かった。残念ながら取り壊しが決まっている。
所持している端末には、なんの変化もない。スマホ・タブレットはゲームに全く使わなくなったので、そもそも性能を必要としなくなってしまった。
現状 Snapdragon 888 機を使い続けていて何の不満もない。最上位 SoC に性能差でダブルスコアを付けられるようになったら買い替える……くらいの気持ち。つまりはあと 1、2 世代先くらいかな。スマホ (OnePlus 9) は電源ボタンがチャタリングするようになったのでちょっとガタが来ているかも。
WordPress に疎い相手に WordPress サイトを納品する際は、「投稿」とか「タグ」という表記を変えたい……という場合がある。「お知らせ」とか「ブログ」とかそういった表記にしたいということだ。
適当にインターネットで調べると、以下のようなコードを functions.php
に追記すれば良いと紹介しているサイトがたくさん出てくる。
function change_post_menu_label() {
global $menu;
global $submenu;
$menu[5][0] = 'お知らせ';
$submenu['edit.php'][5][0] = 'お知らせ一覧';
$submenu['edit.php'][10][0] = '新しいお知らせ';
$submenu['edit.php'][16][0] = 'タグ';
}
add_action( 'admin_menu', 'change_post_menu_label' );
function change_post_object_label() {
global $wp_post_types;
$labels = &$wp_post_types['post']->labels;
$labels->name = 'お知らせ';
$labels->singular_name = 'お知らせ';
$labels->add_new = 'お知らせを追加';
(中略)
}
add_action( 'init', 'change_post_object_label' );
単刀直入にいうと、この書き方はダメだ。
一番何がダメかというと、7 行目の $submenu['edit.php'][16][0] = 'タグ';
だ。グローバル変数 $submenu
の名前に相当する部分を書き換えてメニュー名の名称を実現しているのだが、エラーを引き起こすコードになっている。
なぜなら、このメニューの ['edit.php'][16]
に必ず要素があるかどうか限らないからである。
WordPress にはユーザー権限があり、投稿者以下の権限を持つユーザーは、「タグ」メニューがない。そのため、直接 ['edit.php'][16]
の中身を変更しようとすると、本来はなかった ['edit.php'][16]
が追加されてしまう。
管理画面を表示する際、WordPress は ['edit.php'][16]
内の他の要素もあることを前提に HTML を生成するので、[0]
以外の要素にアクセスしてしまうことになる。
PHP 8 以降、この動作は Warning を吐くようになるのでダッシュボードがエラーまみれになってしまう。
まず「投稿」を異なる表記にするには、デフォルトの投稿タイプのラベルを変更する。
function change_post_object_label() {
$post_type = get_post_type_object( 'post' );
$post_type->label = 'お知らせ';
$labels = $post_type->labels;
$labels->name = 'お知らせ';
$labels->name_admin_bar = 'お知らせ';
$labels->singular_name = 'お知らせ';
$labels->add_new = 'お知らせを追加';
$labels->add_new_item = 'お知らせの新規追加';
$labels->edit_item = 'お知らせの編集';
$labels->new_item = '新規お知らせ';
$labels->view_item = 'お知らせを表示';
$labels->view_items = 'お知らせを表示';
$labels->search_items = 'お知らせを検索';
$labels->not_found = 'お知らせが見つかりませんでした';
$labels->not_found_in_trash = 'ゴミ箱にお知らせは見つかりませんでした';
$labels->all_items = 'お知らせ一覧';
$labels->archives = 'お知らせのアーカイブ';
$labels->attributes = 'お知らせの属性';
$labels->insert_into_item = 'お知らせに挿入';
$labels->uploaded_to_this_item = 'このお知らせにアップロード';
$labels->featured_image = '上部に表示する画像';
$labels->set_featured_image = '上部に表示する画像を設定';
$labels->remove_featured_image = '上部に表示する画像を削除';
$labels->use_featured_image = '上部に表示する画像として使用';
$labels->menu_name = 'お知らせ';
$labels->filter_items_list = 'お知らせリストのフィルタ';
$labels->items_list_navigation = 'お知らせリストナビゲーション';
$labels->items_list = 'お知らせリスト';
$labels->item_published = 'お知らせを投稿しました。';
$labels->item_published_privately = 'お知らせを非公開で投稿しました。';
$labels->item_reverted_to_draft = 'お知らせを下書きへ戻しました。';
$labels->item_trashed = 'お知らせをごみ箱へ移動しました。';
$labels->item_scheduled = 'お知らせを予約投稿しました。';
$labels->item_updated = 'お知らせを更新しました。';
$labels->item_link = 'お知らせへのリンク';
$labels->item_link_description = 'お知らせへのリンク。';
}
add_action( 'init', 'change_post_object_label' );
「投稿」を「お知らせ」に変えると想定すると、こんなコードになる。まあ、どれがどうなるかはなんとなく分かると思うので割愛する。これ以外にも変えられるラベルはあるのだが、そもそもデフォルトの投稿タイプだと使われないものや変更の必要がないものもある。詳しくは WordPress 公式ドキュメントを参考。
そして、「タグ」と「カテゴリー」の表記を変更するには、以下のようにする。以下のサンプルコードでは、「タグ」を「キーワード」に、「カテゴリー」を「ジャンル」に変更している。
function change_tag_object_label() {
$taxonomy = get_taxonomy( 'post_tag' );
$taxonomy->label = 'キーワード';
$labels = $taxonomy->labels;
$labels->name = 'キーワード';
$labels->singular_name = 'キーワード';
$labels->search_items = 'キーワードを検索';
$labels->popular_items = '人気のキーワード';
$labels->all_items = 'すべてのキーワード';
$labels->name_field_description = 'サイトに表示されるキーワード名';
$labels->edit_item = 'キーワードの編集';
$labels->view_item = 'キーワードを表示';
$labels->update_item = 'キーワードを更新';
$labels->add_new_item = 'キーワードの新規追加';
$labels->new_item_name = '新しいキーワード';
$labels->separate_items_with_commas = 'キーワードが複数ある場合はカンマで区切って入力して下さい';
$labels->add_or_remove_items = 'キーワードを追加または削除';
$labels->choose_from_most_used = 'よく使われるキーワードから選択';
$labels->not_found = 'キーワードが見つかりませんでした';
$labels->no_terms = 'キーワードがありません';
$labels->menu_name = 'キーワード';
$labels->items_list_navigation = 'キーワードリストナビゲーション';
$labels->items_list = 'キーワードリスト';
$labels->back_to_items = '← キーワードへ戻る';
$labels->item_link = 'キーワードへのリンク';
$labels->item_link_description = 'キーワードへのリンク。';
}
add_action( 'init', 'change_tag_object_label' );
function change_category_object_label() {
$taxonomy = get_taxonomy( 'category' );
$taxonomy->label = 'ジャンル';
$labels = $taxonomy->labels;
$labels->name = 'ジャンル';
$labels->singular_name = 'ジャンル';
$labels->search_items = 'ジャンルを検索';
$labels->all_items = 'すべてのジャンル';
$labels->parent_item = '親ジャンル';
$labels->parent_item_colon = '親ジャンル:';
$labels->name_field_description = 'サイトに表示されるジャンル名';
$labels->parent_field_description = 'キーワードとは異なり、ジャンルは階層構造を持つことができます。たとえば、ジャズというジャンルの下にビバップやビッグバンドという子ジャンルを作る、といったようなことです。これはオプションです。';
$labels->edit_item = 'ジャンルの編集';
$labels->view_item = 'ジャンルを表示';
$labels->update_item = 'ジャンルを更新';
$labels->add_new_item = 'ジャンルの新規追加';
$labels->new_item_name = '新しいジャンル';
$labels->not_found = 'ジャンルが見つかりませんでした';
$labels->no_terms = 'ジャンルがありません';
$labels->menu_name = 'ジャンル';
$labels->filter_by_item = 'ジャンルでフィルタ';
$labels->items_list_navigation = 'ジャンルリストナビゲーション';
$labels->items_list = 'ジャンルリスト';
$labels->back_to_items = '← ジャンルへ戻る';
$labels->item_link = 'ジャンルへのリンク';
$labels->item_link_description = 'ジャンルへのリンク。';
}
add_action( 'init', 'change_category_object_label' );
こちらもほかに変えられるラベルがあるが、詳しくは WordPress のドキュメントを参考。逆に menu_name
はドキュメントに載ってないし、parent_field_description
は不思議なことにカテゴリーだと使用しない作りになっている (他のタクソノミーには適用される) ので設定する意味がない。
ここまで設定すると、このように「投稿」「タグ」「カテゴリー」の表記が変わる。これが正しい変え方だ。
WordPress は、結構検索上位に出てくるコードが正しくなかったり情報が古かったりするので、是正のために (?) 発信していきたいところ。
「Ib謎解きミュージアム」の予習として、もう一度 Ib (フリーゲーム版) を遊んでみようと考えている人も多いだろう。
Windows 11 または 10 で Ib (フリーゲーム版) を起動しても、真っ暗な画面しか表示されずにゲームが始まらないときの解決法を紹介する。
なお、以下の解決法をする前に、真っ暗な画面を閉じておく (ゲームを終了しておく) こと。
設定アプリ (Windows + I キー) を開いて、「システム」をクリック。「サウンド」をクリックすると、現在音声が出力されているデバイスが表示されるので、「スピーカー」をクリックする。
「オーディオの強化」と「立体音響」をどちらもオフにする。あとは Ib_1.07.exe
を実行しなおせばゲームが始まる。
設定アプリ (Windows + I キー) を開いて、「システム」をクリック。「サウンド」をクリックすると、現在音声が出力されているデバイスが表示されるので、「デバイスのプロパティ」をクリックする。
画面が切り替わり、デバイスのプロパティが表示される。立体音響という見出しの中にある「立体音響方式」を「ステレオ」に変更する。あとは Ib_1.07.exe
を実行しなおせばゲームが始まる。
Ib (フリーゲーム版) が起動できないのは、立体音響などの音声エフェクトが有効なせいであった。Ib 以外にも、RPGツクール2000を使用した作品で不具合を起こしているならば、この対処法が有効である可能性が高い。
Lightroom Classic は、写真をフォルダで管理できるものの、フォルダと同じ構造のまま書き出すことができない。フォルダを跨いで写真を選択して書き出すと、指定したフォルダーにすべてまとめられて書き出されてしまう。
もちろんこれは、フォルダひとつひとつ書き出していけば済む話ではあるが、書き出さなければならないフォルダが 20、30、……とあると、果てしなくてやってられないだろう。
標準機能でできないので、プラグインを作ってなんとかしてみることにした。
プラグインは、元の写真と同じフォルダ構造を作成して、書き出した画像をそこに移動する。
すべて書き出しが終わった後、フォルダの中身を解析して、初めて複数フォルダが見つかったところでその親フォルダを書き出しフォルダの直下に移動する。
この方法で元の写真と同じフォルダ構造で書き出すことに成功した。
現状、書き出した写真を 2 回も移動させているので非常に速度が遅い。使えないレベルではないが。
僕は初めて Lightroom Classic のプラグインを作るし、Lua スクリプトも初めて書くので、分からないことだらけで結構つらかった。
もしかしたら、書き出す保存先をあらかじめ決めることができるのかもしれないので、暇があったら改善したい。
あと現状 Windows でしか動かないので、macOS でも動くように改善したい。
Lightroom Classic のファイルメニューに「プラグインマネージャー」があるので、それを開いて、「追加」ボタンからダウンロードした中にある .lrplugin
という名前で終わるフォルダ名を指定する。
書き出しダイアログを開いた時に、「書き出し先:」に「フォルダ構造を保持して書き出し」という項目が増えているので、それに変更する。あとはいつも通りに書き出す。
しばらくすると、書き出しが終わる。ちょっとふつうの書き出しより時間が掛かる。
CSS における border-radius
は、いわゆる角丸を作るプロパティであって、丸く面取りをすることしかできない。
clip-path
プロパティを使うことで、画像のように、要素の角を丸くせず面取りをすることができる。
clip-path
プロパティは、要素を特定の形状に切り抜くプロパティ。これを使用する。
clip-path
に指定できる polygon()
関数は、多角形を描く関数で、3 つ以上の座標の組を指定する (多角形は少なくとも 3 つ角があるため)。これを活用して、角を丸くせず面取りしてみる。CSS はこのようになる。
.box {
--radius: 16px;
clip-path: polygon(var(--radius) 0, calc(100% - var(--radius)) 0, 100% var(--radius), 100% calc(100% - var(--radius)), calc(100% - var(--radius)) 100%, calc(var(--radius)) 100%, 0 calc(100% - var(--radius)), 0 var(--radius));
}
かなり polygon()
関数の中が長いけど、たいして難しいことはしていない。それぞれの角が、それぞれの座標に対応しているだけ。
さらに角の数を増やして、四角で切り取られたようにしてみる。
.box {
--radius: 16px;
clip-path: polygon(var(--radius) 0, calc(100% - var(--radius)) 0, calc(100% - var(--radius)) var(--radius), 100% var(--radius), 100% calc(100% - var(--radius)), calc(100% - var(--radius)) calc(100% - var(--radius)), calc(100% - var(--radius)) 100%, calc(var(--radius)) 100%, calc(var(--radius)) calc(100% - var(--radius)), 0 calc(100% - var(--radius)), 0 var(--radius), var(--radius) var(--radius));
}
もっと長くなったが、これも前と同じ事をしているだけ。
clip-path
プロパティで切り抜くと例えば border
、box-shadow
といったプロパティの装飾も切れてしまうので注意。box-shadow
については親要素に filter: drop-shadow()
を使用することで再現可能。
Windows 版 Vivaldi ではインストーラーで設定を変えることで簡単にポータブル版を作成することができるが、macOS ではそれができない。そこで、有志が開発したポータブル版を作成するスクリプトの紹介。
まずは、ふつうに macOS 版 Vivaldi をダウンロードする。
そして、こちらの GitHub Gist ページから vivaldi-standalone.sh
をダウンロードする。2 つのファイルを同じディレクトリに保存しておく。
vivaldi-standalone.sh
には実行権限が必要なので、ターミナルで
chmod +x vivaldi-standalone.sh
を実行して、実行権限を付与する。
./vivaldi-standalone.sh Vivaldi.x.x.xxxx.xx.universal.dmg
を実行して、ポータブル版を作成するスクリプトを実行する (.dmg
で終わるファイルの名前は適宜変更する)。
しばらくするとポータブル版が完成する。カレントディレクトリに、Vivaldi-
で始まるディレクトリが作成され、Standalone Mode.app
と Vivaldi.app
が配置されている。Vivaldi を起動するときは、必ず Standalone Mode.app
を実行して起動する。
Standalone Mode.app
を開いても起動できない場合がある。この場合、Vivaldi.app に特別なメタデータが付与されていて macOS に起動をブロックされているせいである。
ターミナル上で、
xattr -c Vivaldi.app/
を実行すると、その特別なメタデータが削除される。この状態で Standalone Mode.app
を実行すると Vivaldi が起動できるようになる。
Vivaldi のアップデータを使ってアップデートすると、問題なくアップデートできる場合と、そうでない場合に分かれていて不安定。
なので、基本的に自動アップデートは行わず、アップデートのたびにポータブル版を作成した方が安全であろう。
新しい Vivaldi を抽出したら、新しい方のフォルダに User Agent
フォルダをコピーする。このフォルダに Vivaldi のプロファイルが保存されているため。
macOS でポータブル版 Vivaldi を使う方法を紹介した。正式にポータブル版が使える Windows 版とは違いちょっと面倒なのだが、Vivaldi 好きならやらない意味はないだろう。
USB メモリに両方の Vivaldi を入れれば、どこでも Vivaldi が使えるようになる。
YouTube の UI は年々変化をしているが、最近、動画プレーヤー自体が丸みを帯びた四角 (角丸) になってしまった。
このデザイン、サイト全体のデザインに合わせる必要があるからとはいえ、動画という大事なコンテンツの表示を削っていてセンスがない。映像作品を作ってる人の中には、角丸で削られた数十ピクセルにも情熱を注いでいる……という人も居るだろうし。
使用しているブラウザのユーザー CSS 系拡張機能 (Stylus、Stylebot など) に上記の CSS を貼り付ける。
保存すれば、YouTube の動画プレーヤーの角丸がなくなる。ついでに YouTube Shorts の角丸をなくしている。
角丸の大きさは CSS 変数 --yt-player-corner-radius-mod
で 0px
にしているので、「むしろもっと角丸にしたい!」という人はここを 12px
よりも大きくすればデフォルトよりも強い角丸になる。
ENEOS で利用できる決済ツールの EneKey とモバイルEneKey は、クレジットカードの登録情報が連動していなかったという話をしたい。
EneKey に紐付けるクレジットカードを変更しようとして、このとき、僕は物理 EneKey を使用してクレジットカードを変更してもらった。僕は完全に「物理 EneKey とモバイルEneKey は連携しているもの」として考えていたので、モバイルEneKey にもクレジットカードの変更が反映されると考えていた。
しかし、どれだけ時間が経過してもアプリ内のクレジットカード番号は変化しない。ここで僕は「反映が遅れている」説と「各 EneKey は連携していない」説が思い浮かんだ。
僕は EneKey のよくある質問とモバイルEneKey のよくある質問両方のページに “各 EneKey の登録情報の関係性” の記述がないことを確認して、メールでお問い合わせをしてみた。すると、お問い合わせ後の自動返信メールで
また、キーホルダー型EneKeyからモバイルEneKeyを発行した場合においても、登録情報は連携されません。
お手数ではございますが、登録情報やクレジットカードの変更は各サービス毎にお手続きが必要となります。
と初めて “各 EneKey の登録情報の関係性” について記述を観ることになった。イヤイヤ、その回答をページに載せとけよ!
出光 (apollostation) で使える決済ツールの DrivePay と モバイルDrivePay は、モバイルDrivePay を利用するためにはキーホルダー型の DrivePay が必須であり、クレジットカードの登録情報も連動している。そのため、DrivePay のクレジットカードを変更するだけでモバイルDrivePay にも変更が適用される。
EneKey から複製発行したモバイルEneKey については、そういう仕様になっておくべきだと思うんだけど……。なぜこのような仕様になってしまったのだろうか。
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