水たまりは希望を写している

MagiskHide / 公式リポジトリ廃止……どうなる未来の Magisk

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State of Magisk: 2021

3 行で

  • John Wu 氏が Magisk の開発に復帰した。おめでとう! そしてありがとう!
  • MagiskHide はなくなる。が、代替のモジュールを作れるような仕組みにする
  • メンテナンスが面倒なので Magisk-Modules-Repo を削除する

MagiskHide の廃止

もともと John Wu 氏は Apple で働いていたが、今は Google のセキュリティ部門で働いている。Google では、承認なしにオープンソースなプロジェクトに Contribute するのはダメらしい。故に、Magisk の開発を続けるには、Google にとって不利益な部分を除去する必要があったのだろう。

Google は、ブートローダのアンロックや Root 権限の使用など、そういう「自己責任だが自由を得る行為」を認めている。認めてはいるけれど、アプリや Google のサービスの一部はこれらを検知し、機能を制限したり使えなくしたりする。

Magisk には Android 端末の Rooted 環境を構築するアプリであるとともに、Root 権限を使って Root 化の検知を回避する仕組みがある (MagiskHide)。

端的に言えば、Android プラットフォームを誑かして、Rooted な環境であることをごまかしているのだ。Root 化が自由であっても、検知を意図的に回避するようなことは許されない、というのが Google の考え方なのだろう。Google のセキュリティ部門に所属している氏が、あえてこの MagiskHide を継続する意味がないだろうし。

しかし、MagiskHide と同等の仕組みを実現する機構自体は、Magisk のサブセットとして残るらしいので、MagiskHide と同等の機能を実装した Magisk モジュールが作られる可能性はある。氏もそれを確信している

プロプライエタリなアプリが含まれていた時代のカスタム ROM みたいな流れになってるなぁ、と思った。GApps と同じ。

公式リポジトリの廃止

要するに、メンテがつらいらしい。リポジトリへの追加を断れば文句を言われ、つまらないモジュールを削除すれば文句を言われ……。それなら消しちまえ! ってことだろう。

まあ何かを維持するのは大変なのはとてもよくわかるし、このリポジトリに掛けていた労力が Magisk に注力できるのであれば、廃止を批判する意味はないし、むしろそうしてもらいたいよね……。今でもモジュールは GitHub Releases ないしアップローダーからダウンロードして Magisk アプリからインストールできるので、悲観する必要はない。

今後僕らはどうするべきか

とはいえ、残念ながら僕らが MagiskHide に生かされていることは揺るぎない事実であって、やっぱり無いと困る。めっちゃ困る。Root 環境であることを隠すことがどんなに不健全な行為であっても。

MagiskHide が将来的に削除されるのは確定事項なので、(必要であれば) MagiskHide が廃止される直前の Magisk で一度アップデートを止めた方がよさそう。MagiskHide の代替になるモジュールが出たら、最新の Magisk にアップデートしてそのモジュールを使用する。

MagiskHide がある既存の Magisk は Android 12 に対応していないはずなので、必要であれば Android のメジャーアップデートも止める。すぐに OTA が降ってくるのも Pixel くらいしかないけど。

ともあれ、これからも Magisk とこのコミュニティがより良い方向へ発展していくと良いな。

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