LineageOS 20 (Android 13) がやってきた! カメラアプリが進化
2022 年 12 月 31 日、最も有名なカスタム ROM である LineageOS の Android 13 版 (LineageOS 20) が正式リリースされた。19.1 以前とは変わって マイナーバージョンの表記はなくなった (20.0 ではない)。
カメラアプリが進化! 製品レベルのクオリティに
LineageOS のカメラアプリといえば超シンプルで、「撮れればいい」レベルのものであったが、LineageOS 20 では進化を遂げた。UI は Stock ROM のような見た目になり、機能性も向上している。動画撮影においてフレームレートを変更できるようになった1端末に依っては変更不可。。スキャナーモードも搭載し、QR コードの読み取りができるようになった。手ぶれ補正機構を使うこともできるようになり、きれいに撮影できるシーンも増えた。仕方なく Ported GCam を使ってきた人とかは、LineageOS 20 のおかげで卒業できるかもしれない。チューニング等が完璧にできているわけではないが、サードパーティのカメラアプリ程度の撮影はできるようになった。
ダークモード (ピュアブラック) が最高。Material You 対応アプリも真っ黒に
Android のダークモードは背景が完全な黒ではないが、LineageOS 20 で「ピュアブラック」をオンにすると、背景が真っ黒になる。通知シェードの背景も黒くなり、文字色が若干変化する。この変化は Material You 対応アプリにも反映される。
今までは有料のサードパーティーアプリで実現できていたことだが、無料で同等の機能が使えるのがとてもアツい。
Android 13 の基本機能はすべて踏襲。全体的に使いやすく
Android 13 での変更点は基本的にすべて取り入れられている。目に見えてわかりやすいのは、テーマアイコンや日本語折り返し位置の改善、などだろうか。
言わずもがな、LineageOS はほぼ素の Android なので、これといった特色はない。初版からかなり安定していて、安心して使うことができる。カスタマイズ要素は少ないものの、日常的に使うカスタム ROM なら LineageOS を推したい。Pixel や OnePlus をはじめとするデバイスで正式リリースされているが、XDA Developers などを覗けば様々なデバイスの ROM が見つかるだろう。
- 1端末に依っては変更不可。