水たまりは希望を写している

Lightroom Classic: 元の写真と同じフォルダ構造で書き出す

Lightroom Classic と エクスプローラーのフォルダ一覧のスクリーンショット。「この写真をそのまま書き出し」のテキスト。右下に Lightroom Classic のロゴ。

――ことができないので、書き出すことができるようなプラグインを作る

Lightroom Classic は、写真をフォルダで管理できるものの、フォルダと同じ構造のまま書き出すことができない。フォルダを跨いで写真を選択して書き出すと、指定したフォルダーにすべてまとめられて書き出されてしまう

もちろんこれは、フォルダひとつひとつ書き出していけば済む話ではあるが、書き出さなければならないフォルダが 20、30、……とあると、果てしなくてやってられないだろう。

標準機能でできないので、プラグインを作ってなんとかしてみることにした。

プラグインの仕組み

プラグインは、元の写真と同じフォルダ構造を作成して、書き出した画像をそこに移動する。

すべて書き出しが終わった後、フォルダの中身を解析して、初めて複数フォルダが見つかったところでその親フォルダを書き出しフォルダの直下に移動する。

この方法で元の写真と同じフォルダ構造で書き出すことに成功した。

改善点

現状、書き出した写真を 2 回も移動させているので非常に速度が遅い。使えないレベルではないが。

僕は初めて Lightroom Classic のプラグインを作るし、Lua スクリプトも初めて書くので、分からないことだらけで結構つらかった。

もしかしたら、書き出す保存先をあらかじめ決めることができるのかもしれないので、暇があったら改善したい。

あと現状 Windows でしか動かないので、macOS でも動くように改善したい。

使い方

Lightroom Classic のプラグインマネージャーのスクリーンショット。追加したプラグインを選択している状態。

Lightroom Classic のファイルメニューに「プラグインマネージャー」があるので、それを開いて、「追加」ボタンからダウンロードした中にある .lrplugin という名前で終わるフォルダ名を指定する。

Lightroom Classic の書き出しダイアログのスクリーンショット。「フォルダ構造を保持して書き出し」が選択されている状態。

書き出しダイアログを開いた時に、「書き出し先:」に「フォルダ構造を保持して書き出し」という項目が増えているので、それに変更する。あとはいつも通りに書き出す。

しばらくすると、書き出しが終わる。ちょっとふつうの書き出しより時間が掛かる。

ダウンロード

ダウンロードは、GitHub もしくは BOOTH から行える。

どちらでも全く同じ内容のプラグインだが、BOOTH では 500 円で販売していて、「応援・支援用」として配布している。無料で使いたい方はふつうに GitHub からダウンロードすれば OK。

現状エラー処理もなにもマトモに実装していないので、動かない環境があるかもしれない。