水たまりは希望を写している

「5G スマホしか売らない」宣言を自ら破った au

“全機種 5G 対応” を掲げた au は新時代を拓く勇者のようにみえた

誰でも安定した通信環境を使用可能で、高スペックなスマートフォンを誰もが持てる今日。5G の普及という、新たなモバイル通信のステージに到達するのはもはや遠い未来の話ではないだろう。ハイエンドな端末だけでなく、今年は様々な新機種で 5G 通信が可能になった。ミドルレンジ・ローエンド端末でも、5G 対応の SoC を搭載し、スペックの全体的な底上げにも貢献した。

誰でも 5G 通信を享受できる、幾年先の世界の実現に早くから力を入れていたのは間違いなく au だ。au は 2020 年 10 月以降、「全機種 5G」を掲げ、新規に発売された端末は全て 5G に対応してきた。

KDDI、沖縄セルラーは、1億800万画素の高解像度カメラを搭載したハイスペックモデルから、機能を厳選したミドルレンジ、コストパフォーマンスの高いモデルまで幅広いラインアップとなる5G対応スマートフォン6機種を2020年10月以降、順次発売します。

なお、今後auのスマートフォンとして発売する機種は全て5G対応スマートフォンとなります

auは全機種5Gへ、5G対応スマートフォン6機種を10月以降発売

このニュースリリースでの各端末の位置づけ――ハイエンドは Xperia 5 II、Galaxy Note / Z シリーズで、ミドルレンジが Galaxy A41 5G で、ローエンドが AQUOS sense5G だろう。au は「これが新時代のスタンダードだ」と言わんばかりに、これらのラインナップを打ち出してきた。

僕はこれにたいへん感心した。このラインナップにスペックが低すぎて使えない (主観) 端末はないし、5G 黎明期に全ての端末を対応させる姿勢は評価できる。「5G の通信プランが 4G LTE より高額に設定できるから全機種 5G 対応にしたんだろ」と言われればそれまでだが、「安かろう悪かろう 5G 対応してるけど低スペックすぎて使い物にならないスマホ」を売られるよりはマシであろう。とんだクソよりエゴイズムだ。

そして、SCV49

は? Galaxy A21? これって UQ mobile で売られてたモノといっしょじゃん。まさか――

あ~あ。5G 非対応。au は全機種 5G へ! なんて言ってたのに、「Galaxy A21 シンプル SCV49」は 4G LTE スマホとして売り出されてしまった……。Samsung の型番は 4G LTE 端末は SCV から始まって、au 5G は SCG から始まるようになったので、初っぱなから 5G スマホとして売る気はない。なにやってるの?

Xperia Ace II 並にひどいスマホを売るな 😡

僕は実際に Galaxy A21 を使ったことがある (docomo 版) 人間なんだけど、これはひどいよ。スペックが低すぎてジェスチャーがマトモに動かないし、ハイエンドスマホでさえ重い One UI なんだからローエンドでも重い。あんまりカスタムされてない Xperia Ace II の方が全体的な動作は良さそう。キャリア同士で「クソスペックスマホチキンレース」を始めるな 😡

// 特に何もしていない SoftBank の株が上がった。

こんなことは言いたくないのさ。