iPadOS 15 になっても iPad は JIS キーボードを認識できない。というか悪化した
iPadOS は何故かサードパーティの JIS 配列なキーボードを正しく認識せず、US 配列のキーボードとして扱われる。故に記号を打とうとすると刻印と異なる記号が入力されるし、「変換・無変換」などのキーも反応しない。
……というのは周知の事実だろう。iPad でマトモな JIS キーボードを使うには Apple が売ってる (Smart|Magic) Keyboard を買うしかない (ちなみに Apple のキーボードもおかしい)。「買えば良いじゃん」と言われればそれまでだが、自分が使いたいキーボードをマトモに使えることが一番良いに決まってる。
iPad 13.6 のリリースノートでは、
日本語のハードウェアキーボードが誤って英語(US)キーボードとしてマッピングされることがある問題を修正
iOS 13 のアップデートについて – Apple サポート
と書かれていているので、Apple 的には今の動作が正しいのだろう。イヤ、もしくはこれは Apple が売っているキーボード “だけ” の話であって、他社のものは全く関係ないのかもしれない。iPadOS 14 でも 15 でも、残念ながらサードパーティな JIS キーボードは正しく認識されないままだ。せっかく手書き入力のスクリブルが日本語に対応したんだから、もうちょっとハードウェアキーボード周りもテコ入れしてほしいよね (ペン持ってないので使った試しはないけど)。
面白いのが、ローマ字入力ではない「かな入力」がキーボードマッピングとして用意されていること。ローマ字 JIS 配列は用意されてないのに、何故か誰も使わないであろうかな入力が用意されている。Apple 曰く「かな入力を使え! 糞ジャップ共!」ということ1イヤ、それはジョブズではなく (幼少期の) ゲイツのセリフだがなんだろう。ちなみにかな入力でも記号英数字の入力は「英語 (日本)」で行われるので相変わらず記号はズレる。
JIS キーボードが正しく認識できなくて何が “多様性” だ。
iPad が “パーソナルコンピュータ” になり得ない理由がここにある気がするね。
むしろ悪化した
Twitter で「iPadOS 15 JIS」と検索すると、JIS 配列な Magic Keyboard が正しく認識されないというツイートがたくさんヒットする。おいおい……。かなり遡るとオープンベータの時からおかしいというツイートもあるので、(Smart|Magic) Keyboard が正しく認識されないのは i(Pad)*OS 15 に起因する不具合だろう。Bluetooth キーボードは 15 未満でもダメだけど……。「iOS モード」なるものがあるキーボードは相変わらず問題ないらしい。キーボード側で端末に送信されるキーコードを制御しているのだろう。まさかの公式が出してるキーボードがダメになるとか……。
Smart Connector キーボードの不具合を修正するついでに、Bluetooth キーボードの配列問題もなんとかしてほしいな。
- 1イヤ、それはジョブズではなく (幼少期の) ゲイツのセリフだが