バナパスポート / Aime / e-amusement pass / NESiCA を Amusement IC 対応カードにまとめる
かつてのアーケードゲームは、ゲームの進行業況を保存するためのカードをゲーム会社ごとに開発し、それを採用していた。NFC を採用するといった技術的な仕様は同じであるにもかかわらず、プレイヤーはゲーム会社ごとのカードを使い分けなければならず、不便だった。
これを解決するために、コナミ、BNAI、セガ、タイトーは、カードの相互利用を可能にするために「Amusement IC」という規格を策定した。Amusement IC に対応したカードは会社をまたいで使うことができる。
この記事では、Amusement IC 対応カードに各社のカードをまとめるまでの過程を書いていく。
必要なもの
- Amusement IC に対応したカード
- Amusement IC のロゴマークのある各社カードのいずれか
- 移行先のカードは未使用であるか、移行元のゲーム会社のデータが存在していない1例えば移行先に既にチュウニズムのデータがある場合、移行元から maimai のゲームデータを移すことはできない。必要がある
- 移行元のカード (バナパスポート / Aime / e-amusument pass / NESiCA)
- ただし、カードの引き継ぎができるよう、事前に各社ウェブサイトに登録しておくこと
- NESiCA を登録する際は、直近 14 日以内にゲームを遊んでいる必要があるので注意
バナパスポートの移行
太鼓の達人、戦場の絆などのゲームデータ保存に使用しているバナパスポートの移行は、Bandai Namco Passport から行うことができる。
移行が終わると、移行元のカードは新規バナパスポートの状態になり、新しいデータを作ることができる。
Aime の移行
maimai、チュウニズムなどのゲームデータ保存に使用している Aime の移行は、Aime サービスサイト から行うことができる。
移行が終わると、移行元のカードは新規 Aime の状態になり、新しいデータを作ることができる。
e-amusement pass の移行
beatmania、SDVX などのゲームデータを保存している e-amusement pass の移行は、e-amusement pass メニューから行うことができる。
移行が終わると、移行元のカードは新規 e-amusement pass の状態になり、新しいデータを作ることができる。
NESiCA の移行
NESiCA の移行はちょっと特殊で、再発行申請後 24 時間以内に移行後のカードを使う2ゲームにかざして再発行処理を行うだけで良いので、プレイしなくて良いし、今まで遊んだことのないゲームでも良い。必要がある。NESiCA.net から再発行申請ができる。
なお、他のカードとは違い、移行元の NESiCA は引き続き使うことができる3グルーヴコースターなどが Amusement IC に対応できていないので、その対応策と思われる。。
まとめ : カード一元化で快適なプレイ環境を
Amusement IC に対応したカードを使えば、一部のゲームを除き一枚のカードで遊ぶことができるようになる。財布に入れるカードを減らせるし、PASELI や AimePay などの決済サービスの連携も期待できる。まとめて損はないので、カード一元化は積極的にやるべき。
- 1例えば移行先に既にチュウニズムのデータがある場合、移行元から maimai のゲームデータを移すことはできない。
- 2ゲームにかざして再発行処理を行うだけで良いので、プレイしなくて良いし、今まで遊んだことのないゲームでも良い。
- 3グルーヴコースターなどが Amusement IC に対応できていないので、その対応策と思われる。