macOS には末尾に @2x と付いた画像ファイルを縮小して表示する機能がある
macOS でほぼ誰も知らなさそうな機能を見つけた。
macOS には、クイックルックという機能があって、Finder でファイルを選択してスペースキーを押せばファイルの中身をチラ見できる。非常に便利な機能だ。
このクイックルックで、末尾に @2x
とついた画像ファイルをクイックルックしてみよう。すると、本来表示されるサイズの半分の大きさでクイックルックのウインドウが表示される。
640 x 480 の画像をクイックルックしてみた。これがふつうのサイズ。
そして、これが @2x
と付いたファイルのクイックルック。もちろん名前を変えただけで、画像ファイルの大きさは同じ。
どうして縮小して表示されるのか?
Web サイトを作る際、等倍と 2 倍の大きさの画像を用意することがある。なぜなら、高繊細なディスプレイ (4K ディスプレイとか) で等倍の画像を表示させると、ぼやけて表示させてしまうからだ。
2 倍の大きさの画像を用意する場合、ファイル名の末尾に @2x
とつける慣習がある。ひと目で 2 倍の大きさであることが分かるし、ファイルの管理もしやすい。
2 倍の大きさの画像ファイルをクイックルックするとき、等倍の画像ファイルと同じ大きさで表示させることで「どれだけ 2 倍の画像が違ってみえるか」が簡単に分かるようになる。
だから、末尾に @2x
と付いたファイルをクイックルックすると、縮小して表示される挙動にしているのだと思われる。良いセンス!
ちなみに、@3x
は残念ながら縮小されずにそのまま表示される。より高繊細なディスプレイが普及したら、仕様が変わるかもね。