いまさら PlayStation 3 のハードディスクを交換してみたらちょっと大変だった件。
PlayStation 3 を久しぶりに動かしたら死にかけだった
家の Blu-ray ドライブが再生できなくなってしまった。PlayStation 3 はその代わりになるということで、年単位で起動していない PlayStation 3 を引っ張り出してきた。
起動し「おお (こいつ……動くぞ!)」となるものの、どうやらハードディスクが壊れかけらしく、極端に読み込みに時間が掛かるようになっていた。
と、いうことで、余っている SSD に換装することに。
FAT32 しか読み込めないのに 200 GB 以上バックアップしろと!?
PlayStation 3 のフルバックアップは設定から「バックアップユーティリティ」を使用して行うことができる。
適当な USB メモリを差してバックアップしようとしたら、空き容量が全然足りないことが分かった。
しかし PlayStation 3 は、FAT32 しか認識しない。exFAT もダメ。しかも、Windows 標準のフォーマット機能では 32 GB を超えるフォーマットができない。
Windows 環境で手早く 32 GB を超える容量の FAT32 ディスクを作るのなら、「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」を使おう。
このアプリケーションを使うことで、1 TB の FAT32 ディスクを作ることができた。ちなみに Windows 上でこれがちゃんと使えるかは不明。このディスクをつなぎ、バックアップを開始する。
SSD に PlayStation 3 のシステムをインストールする
あとは PlayStation 3 から壊れかけの disc を取り出して、SSD を差し替える。
PlayStation 3 の動作に必要なファイルはディスクにインストールされているので、再インストールする必要がある。
PlayStation 3 のシステムファイルは、公式のページからダウンロードできるので、同ページに記載している手順の通りに操作をすればインストールすることができる。
復元すれば、元通り!
システムのインストール後、再度「バックアップユーティリティ」から復元をする。
もちろん復元先のディスクがバックアップデータよりも大きかったら何の問題もなく進むが、僕の場合 SSD が 200 GB ちょっとしかなかったようで、微妙に容量が足りない。
torne のデータは諦めて (時間かけたのに)、ゲームデータだけとりあえず復元することにした。復元時に復元したいデータを選ぶことはできないが、バックアップデータを加工する (archive2
から始まるファイルを全部削除) することで、データベースの再構築は必要なものの、プロテクトが掛かっていないデータは復元することができる。
大変だったところ
まあ 32 GB を超える FAT32 ディスクを用意するのはそこまで難しくはない (少なくとも僕は)。むしろコントローラすべてが使用不可能になっていたのが大変だった。
接続した瞬間に、様々なボタンやスティックが勝手に暴走を始めるようになっていた。しかも 2 台コントローラがあるのに両方使い物にならなくなっていた。もちろん全部純正。え~? PlayStation 2 やゲームキューブのコントローラーは今でもちゃんと動くのに?
PlayStation 3 はキーボードを差せば (コントローラーがなくても) 操作できるのだが、それでも PS ボタンを押す必要がある場面が何回かあったので大変だった。暴走して勝手に操作されると困るので、PS ボタンを押してすぐ背面のリセットボタンを押す、という荒技で乗り越えた。
中古ゲームショップでコントローラーを 1 台買ったのだが、なんとそれすらも暴走する不具合を抱えていた。在庫で放置されている間におかしくなってしまったのか……?
購入したコントローラーは返品し、家にあった 2 台のコントローラーを修理した。修理方法は「PS3 コントローラー 暴走」とかで検索するといくらでも修理方法が載ってるのでここでは取り上げない。