水たまりは希望を写している

ThinkPad トラックポイント キーボード II レビュー。いつでも赤ポチといっしょ

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ThinkPad のキーボードと TrackPoint をワイヤレス化した、「ThinkPad トラックポイント キーボード II」を入手したのでレビューする。

価格

クーポン適用で 12,879 円。中価格帯のキーボードといえる。このキーボードの付加価値である TrackPoint が ThinkPad 実機と遜色ないクオリティなので、妥当な価格といえるだろう。

キーボード配列

JIS 配列版を購入。US 配列もある。英数字と記号はどれも同じキーピッチで、快適なタイピングに貢献している。ファンクションキーには 4 つ毎に間隔が。Page Up/Down は少し矢印キーと離れている。ThinkPad が 6 段アイソレーションキーボードになってからかなり年月が経ったけど、より良いタイピングのためにブラッシュアップされていることがわかる

ファンクションキーはデフォルトでアイコンに描かれている動作を行い、F1 ~ F12 を使うには FnLock をオンにするか Fn キーを押しながら対象のキーを押す必要がある。FnLock すれば解決するけど、LED が光るのでバッテリー持続時間が短くなる可能性がある

キーボードと TrackPoint

さすが ThinkPad って感じはある。タイプしていて楽しいし、疲れない。ノートパソコンのキーボードの中では最高なんじゃないかな? 少し湾曲している ThinkPad のキーは唯一無二だなと毎回触るたびに感じる。個人的には LIFEBOOK もお気に入りではあるけれど。

TrackPoint も悪くない。まだ使い始めて間もないけど、今のことろドリフト現象は発生していない。ドリフトしない ThinkPad って新鮮だ……。ポーリングレートが低くて、高リフレッシュレートなディスプレイで使うとマウスカーソルがガタガタするのが少し気になる。精度が落ちるよりはマシだけど。

各クリックボタンは、かつての ThinkPad と比較するとクリック感が弱くなったものの、慣れれば慣れれるレベル。イケる。

ボディ

割と重い。中に金属板が入っていて、剛性を向上させている。がっちりしている、というよりは「しなる」感じがある。実際、両端を持ってネジってもギシギシしない。タイピングの衝撃をボディ全体をしならせて軽減している感じだろうか? ともあれ安定感があって良い。

接続

キーボード側面。

Bluetooth またはレシーバーによるワイヤレス接続。どちらも安定していて、タイピングに影響のある遅延や無反応は気にならなかった。ただ、Bluetooth 接続は 1 台のみで、できればマルチデバイス対応が良かったな、って。

ちなみに、充電は USB Type-C でできる。側面に USB Type-C メスがあるけどこれは充電専用で、有線接続することはできない。Type-A – Type-C のケーブルが同梱されているのでちょっとうれしい。

OS 別使用感

with Windows

デスクトップ PC や Surface に接続してみる。接続するだけで問題なくキーボードも TrackPoint も使えるようになるが、ThinkPad スクロール、いわゆる中ボタンを押してスクロールはユーティリティソフトである「ThinkPad トラックポイント キーボード II ソフトウェア」をインストールしないと使えない。このソフトウェアをインストールすれば、スクロールの設定以外にもポインタの速度や F12 キーの挙動を変えることができる。Windows の設定を変更しなくとも、ポインタの速度を変えれるのはとても良い。普通のマウスと併用している場合も、柔軟に使い分けできるからね。

with Android

このキーボードは正式に Android をサポートしている。キーボード側面にあるスイッチを窓マークからドロイドくんに切り替えると、ファンクションキーの動作が Android 仕様に変化する。F9 から F12 までを使って、Android のナビゲーションと同じ動作ができるようになる。

ナビゲーション周りがキーボードで操作できてとても良いんだけど、ハードウェアキーボードに最適化されている IME じゃないと微妙な感じがある。僕が使っている ATOK Pro for Android は正直微妙。

with iPadOS

そもそも iPad は正式に対応していないけど、ただの Bluetooth キーボードなので接続すれば動く。接続すれば、キーボードもマウスも使える。中ボタンでスクロールできるけど、デフォルトのスクロール方向は Windows と逆なので好みに応じて設定を変える。基本的にキーボードもマウスも問題なく動くけど、App によってはマウスの対応が不完全で、スクロールの挙動がイマイチなものがある。

それに加えて、iPadOS は JIS 配列のキーボードに非対応なので、記号を打つと死ぬ。ここは慣れるしかない……。厭なら US 配列版を買おう。

余談だけど、純正のキーボードは JIS 配列があるし、iPad も JIS 配列を認識する純正の JIS 配列キーボードとこのキーボードを同時に接続すれば、JIS配列キーボードとして使える。どう考えても Apple がクソです。本当にありがとうございました。

総評

7 年分の想いが宿ったキーボード

この製品、開発開始から発売まで 7 年掛ったらしい。年数分、先代から進化したと思うし、クオリティも高いと思う。

ThinkPad ユーザーなら是非とも使って欲しいし、キーボードだけでマウスも使えてしまう省スペースなタイピング環境を作りたい人にもおすすめしたいな。

同時ペアリング数が惜しい

USB レシーバーと Bluetooth あわせて 2 台同時接続というのがちょっと残念。5000 円くらいのものでさえ、3 台ペアリングできるものが多いので。

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