OnePlus 9/9 Pro 向け OxygenOS 12 にアップデート。大きな不具合が解消される
日本時間で 12 月 17 日、OnePlus 9/9 Pro 向けに OxygenOS 12 のアップデートが行われた。ビルド番号は C.39 になる。インクリメンタル OTA アップデートのため、このアップデートを受け取るためには、OxygenOS 12 ビルド番号 C.36 (C.38) がインストールされている必要がある。
……とかつぶやいてたら、その日のうちにアップデートが降ってくるんだから面白い。
大きな不具合が解消
前回の初めての安定版では、全体的にシステムが不安定、ロック解除に時間がかかるといった不具合があり、OnePlus もそれを認識し一度 OxygenOS 12 のロールアウトを止めた1OTA ファイル自体はサーバー上にあるため、Oxygen Updater 経由でインストールすることはできる。。今日のこのアップデートは、安定版で発生していた大きな不具合をホットフィックスしたものだ。
フリーズや表示の不具合に加え、一部の地域で発生したモバイル通信ができない不具合の修正が含まれている。モバイル通信の修正により、たまたま日本国内の VoLTE が使えるようになっていたのがダメになってしまうのではないか? という懸案事項もあったが、ビルド番号 C.39 でも日本国内で VoLTE が使えることを確認した。
また、アップデートの旨を知らせるスレッドでは、さらなる不具合の修正や、サードパーティなカメラアプリ (GCam Mod) で発生している一部カメラ機能へのアクセス制限の撤廃を約束している。
変更点
- 指紋認証によるロック解除のスムーズさを改善
- Fingerprint と書かれているが多分顔認証の問題も改善されている
- バッテリーライフ向上のためにシステムのバッテリー消費を最適化
- 一部のゲームでホーム画面に戻ったとときに発生するテアリングの修正
- 通知バーに空白のバーが表示される問題を修正
- 僕はそもそも遭遇しなかった不具合だった
- Android セキュリティパッチの更新
サイレントアップデートされた箇所も
変更点として書かれていないが、サイレントアップデートされていることに気づいた。以下に列挙する。
- アプリを開くアニメーションの変更。正直アップデート前の方が好み
- タスク切り替えの UI の硬直時間がなくなった。高速にアプリ一覧をスクロールできるようになった
- (無印 9) 画面隅のゴーストタッチが改善された
- CN 版に NA 版 ROM を焼いていることに起因したものかと思ったけど、ただの不具合だったっぽい
- 一部アプリの通知設定が上手く変更できない不具合がなくなった
とまぁ、僕が気づいたのはこのくらい。なんか min_refresh_rate
が効いてくれないような気がする……。
かなり改善されたが、まだまだ改善の余地がある
ロック解除とゴーストタッチがなくなって、日常使用に支障のないクオリティになった。しかしまだ UI はバグりがちだし、相変わらず文字サイズに一貫性がなく、例を挙げればいくらでも改善できる箇所がある。
今の OnePlus は、OxygenOS のメンテナンス、ColorOS との統合、そして完全に統合済みの OxygenOS の開発と、とてつもなく大変な時期に直面している。ぜひ「ネバーセトル」の精神で、この重要な局面を乗り越えてほしい。
- 1OTA ファイル自体はサーバー上にあるため、Oxygen Updater 経由でインストールすることはできる。