HD-LE4U3-BB 実機レビュー。バックアップ・テレビ向け、スタンダードな外付け HDD
HD-LE4U3-BB を入手したのでレビューする。
- HD-LE4U3-BB (Amazon.co.jp)
- 複数の容量でモデルが別れているが、価格と容量のバランスが取れているのはこの 4 TB か 6 TB モデルだろう。
付属品
説明書に加え、USB A to Micro-B (USB 3.2 Gen 1) のケーブルと電源ケーブルが付属する。接続先側のコネクタ形状は Type-A のため、Type-C が必要な場合は別売りの変換アダプタが必要になる。
ボディ
プラスチック。ザラザラな面と横縞になっている面があり、質感は同じだけど見た目にバラツキがある。デザイン性なんてどうでも良いが。
ゴム足が2面に付いているので、縦置きでも横置きでも使うことが出来る。横置き時の底面には注意書きが書かれており「横置推奨」の文字が。衝撃や地震のことを考えると、縦置きはおすすめできない。
BUFFALO のロゴマークの横には赤いラインが入っているが、単なる飾りで光らない。本体後ろ側に LED ランプがあり、電源投入時に緑色に発光し、異常があるとオレンジ色に変化する。後ろにランプがあるおかげで目に付かないし、発光自体も控えめでうるさくない。ちゃんと考えられてる! えらい!
背面。USB と電源の他にセキュリティロックとケーブルを引っかけるところもある。
初期状態
本製品は、あらかじめ NTFS でフォーマットされている。主に Windows で使用したい場合は、そのまま使用することができる。Windows / macOS で同時に使用したい場合は、exFAT でフォーマットし直す必要性がある。テレビで使用したい場合は、テレビの機能を使用して初期化を行う。
はじめからいくつかのファイルが入っていている。ユーティリティ系アプリのダウンロードはバッファローのウェブサイトからでも可能。もちろん、アプリをインストールしなくてもハードディスクは使える。故障を予測するアプリも CyristalDiskInfo でいいだろう。
速度
CrystalDiskMark で計測。ハードディスクとしては割とよさげな速度が出る。
Windows 10 上のエクスプローラーでファイルをコピーしても、ある程度ファイル自体のサイズが大きければ安定して 190 MB/s 前後の速度が出る。高速動作させるために、USB 3.0 以降 (できれば 3.2) に対応したポートを使用しよう。
静音性
物理的に稼働するパーツがあるため音はする。が、うるさくはない。至って普通の HDD 駆動音と変わらない。デスクトップパソコンの近くに置くとか、テレビの裏で動作させるとか、ある程度自分から離れていれば音は気にならないし、それらの機器の動作音でかき消される。
総評
バックアップ・テレビ用に。機動性を求めるならポータブル SSD
この HDD は外部電源を必要とするため、必然的に安定した場所で使う必要がある。なので利用用途は限られ、もっぱらデータのバックアップ・テレビ用になるだろう。重いし HDD なのでまったく持ち運びに向いていない。
4 TB で 1 万円強と恐ろしく安い。SSDの値段も着実に下がってきてはいるが、HDD も同様に価格破壊を起こしている。もはやタダみたいなもんでしょ。
常時使用、または 2 ~ 3 ヶ月に一度使うくらいの頻度なら電源の面倒さもそこまで感じないだろう。機動性が欲しいならポータブル SSD だけど、突然死が怖いので長期的な記録を重視したいなら HDD に軍配が上がる。