【最新版】Magisk のインストール方法 (v22 以降)
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/04/magisk-1024x576.png)
Magisk v22 から Magisk の導入方法が変わったのでメモ代わりにインストール方法を書いておく。
必要なもの
- Android (ブートローダーアンロック済)
- カスタムリカバリ or パソコン (fastboot 用)
- (パソコンを使用する場合) 接続ケーブル (通信用)
- その端末のファームウェア
Step 1 : パッチするファイルの準備
以前の Magisk はカスタムリカバリ (e.g. TWRP) から導入するのがメジャーな方法だったけど、Magisk v22 からその方法は非推奨になった。Magisk v22 からはファイルを Magisk でパッチした後、fastboot かカスタムリカバリを使用してインストールするという方法になった。
(a) : boot.img
がある場合
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/04/unknown.png)
ファームウェアの ZIP ファイルを展開すると、boot.img
というファイルが見つかるのでこれを端末にコピーしておく。端末にファイラーがあるのなら端末だけで作業することもできる。
(b) : payload.bin
がある場合 (boot.img
がない)
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/08/unknown-600x122.png)
こちらは少し面倒。パソコンに Python 3.x 系をインストールしておく (3.9.6 で確認済)。もしかしたら Android の端末エミュレータアプリに Python をインストールして同様のことが出来るかもしれないが、このブログでは取り扱わない。
vm03/payload_dumper をダウンロードして、任意の場所に展開しておく。ついでに、payload.bin
も同じフォルダに配置しておく。
python -m pip install -r .\requirements.txt
python .\payload_dumper.py .\payload.bin
カレントディレクトリを展開後のフォルダにしてから、上記のコマンドを実行する。するとそれぞれのパーティションの出力処理が始まる。2 分くらいあれば終わる。
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/08/image-7-600x363.png)
output
フォルダにそれらが出力される。boot.img
を探す。(a) と同じく、端末にこのファイルをコピーする。
(c) : ファームウェアが配布されていない、カスタムリカバリもない
アキラメロン。
Step 2 : Magisk アプリのインストール
Magisk v22 から、Magisk Manager がただの Magisk という名前のアプリになった。まずはこれをインストールする。アプリは GitHub Releases からダウンロードできる。
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/04/Screenshot_20210413-103722_Magisk-300x298.png)
アプリをインストールすると、こんなホーム画面が立ち上がる。Android アプリ自体のインストールはこれで OK。
Step 3 : Magisk のパッチ
Magisk の欄にあるインストールをタップすると、パッチするファイルを選択する画面に移動するので、先ほど用意しておいた boot.img
を選択してやる。
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/04/Screenshot_20210413-104251_Magisk-300x195.png)
少し待つと、パッチが完了する。
Step 4 : Magisk のインストール
(a) パッチ済イメージから起動し、Magisk アプリでインストールする
比較的安全な方法がこちら。fastboot が使える環境なら (a) の方法を推奨する。パソコンにパッチ済の boot.img
をコピーしておく。fastboot 上で、
fastboot boot "パッチ済のファイル.img"
を実行すると一時的にパッチ済のイメージを使用して Android 端末を起動する。
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2022/01/1c3479a-600x567.webp)
起動したら、Magisk アプリを開いて、インストールをタップ。「直接インストール (推奨)」をタップして、実際に Android 端末本体に Magisk をインストールする。
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2022/01/785cfb-600x437.webp)
再起動すれば Magisk がインストールされた状態で Android が起動する。一度 fastboot からパッチ済イメージを起動し、問題なく動くことを確認してからインストールすることで、ブートループのリスクをゼロにすることができる。
(b) カスタムリカバリまたは fastboot で直接焼く
カスタムリカバリしかない、またはスマホ上で完結したいという人は (b) の方法で。
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/04/Screenshot_2021-04-12-20-43-40-169x300.png)
カスタムリカバリを起動して、パッチした boot.img
を焼く。間違えて Boot 以外のパーティションに焼かないように!
Step 5 : 確認
Magisk アプリを起動して、Magisk の欄のインストール済にバージョンが記載されていたら Magisk の導入に成功している。おめでとう! あとは Root 権限が必要なアプリを使うだけ。
![](https://wangel.aioilight.space/wp-content/uploads/2021/04/Screenshot_20210413-104503_Magisk-300x220.png)
自由へようこそ!
(非推奨) : カスタムリカバリで Magisk を直接焼く
Magisk v22 から非推奨になったものの、今でもカスタムリカバリから Magisk を導入することができる。
Step 2 でダウンロードした Magisk の APK ファイルの .apk
を .zip
にリネームしてカスタムリカバリで焼く。端末によってはブートループを起こすらしいので、先述の方法でやろうな。